【弁護士監修】自分で浮気調査する方法10選!バレるリスクと注意点

「自分で浮気調査をして真実を確かめたい」と考えている方へ。
お金をかけずに証拠を集めたいと思う気持ちは当然ですが、知識のない自己流の調査には「プライバシー侵害などで逆に訴えられる」「バレて証拠をさらに隠される」という大きなリスクが潜んでいます。
そこで本記事では、弁護士が「浮気調査の方法10選」をはじめ、「やってはいけないNG行動」や「慰謝料請求に使える強い証拠」をわかりやすく解説します。
あなたが不利な立場にならないための正しい知識を身につけましょう。
目次
この記事を読んでわかること
\専門スタッフが丁寧に対応します!/
自分でできる!浮気調査の方法10選
自分で浮気調査をするには、財布のレシート確認、共有車のドライブレコーダー確認、クレジットカードの明細チェックなど、日常生活の範囲内で証拠を集める方法が有効です。
ただし、行きすぎた調査はあとでトラブルを招くおそれがあるため、それぞれの注意点も押さえておきましょう。
スマホ(LINE、SNS、アプリなど)をチェックしてみる
スマホは浮気・不倫の証拠が最も隠されている可能性が高いアイテムです。実際、浮気・不倫の証拠として弁護士が一番多く見るのが「不倫相手とのLINEのやり取り」となります。
たとえば、LINEやSNSのやり取りに不審な点はないか、マッチングアプリなどがダウンロードされていないかをチェックします。
しかし、無断でスマホのロックを解除したり、アプリにログインして中身を見たりする行為はプライバシー侵害にあたる可能性がありますので注意しましょう。
財布のなかのレシートや領収書を確認する
財布のなかにある紙のレシートや領収書は、夫や妻の行動をたどる重要な手がかりになります。スマホの履歴はまめに消していても、レシートや領収書はうっかり捨て忘れているケースも多いため、次のポイントをチェックしてみましょう。
- 見知らぬ土地のコンビニや駐車場のレシート
- ラブホテルや、デートで使うような雰囲気のいい飲食店の領収書
- 性行為のグッズや避妊具の領収書
- テーマパークや映画館など、2人分のチケットの半券
- 高価なブランド品やアクセサリーの購入レシート など
クレジットカードの利用明細・電子マネー履歴を見る
お金の動きは嘘をつきません。クレジットカードや電子マネーの利用明細から、不審な支出がないかを確認できます。
- クリスマスや誕生日前後の不自然な高額決済
- ラブホテルや旅館の利用明細
- 出張と言っていた日の、目的地とは異なる場所での利用履歴
- ETCカードの利用区間と日時の矛盾 など
クレジットカードの明細を見せたがらなくなったり、これまでよりも現金を多く持ち歩くようになったりしたら注意が必要かもしれません。
カバンや衣服のポケットの中身をチェックしてみる
帰宅後やお風呂に入っている隙に、日常使いしているカバンの中身や、脱いだ上着・ズボンのポケットを確認するだけでも手がかりが得られることがあります。
- 見慣れない香水や化粧品、身だしなみグッズ
- 避妊具や性行為用のアイテム
- 浮気相手との連絡用に使っている2台目のスマホ
- ポケットに丸めて入れられたレシートやホテルの領収書 など
衣服のポケットは、無意識のうちに証拠となるレシートや映画の半券などを突っ込んだまま忘れているケースが多いため、念入りにチェックしてみましょう。
車内(カーナビ履歴・ETC履歴・ドラレコ)を調べる
車移動が多いパートナーの場合、車内は情報の宝庫です。不倫相手とのデートにも車を使っているケースが高く、浮気・不倫の証拠が残っている可能性があります。
- カーナビの履歴: 見知らぬマンションやラブホテルへの走行軌跡がないか
- ドライブレコーダー: 浮気相手との車内での会話や、行き先が録音・録画されていないか
- 車内の変化: 助手席のシートの位置が変わっていないか、知らない香水の匂いや髪の毛が落ちていないか など
ドライブレコーダーは一定期間が過ぎると古いデータが削除されてしまうこともあるため、証拠となる映像を発見したら、データが上書きされる前にパソコンなどにコピーしておくようにしましょう。
交通系ICカード(Suicaなど)の移動履歴を確認する
電車移動がメインの場合、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードの利用履歴を確認することで、行動パターンを把握できます。駅の券売機や、スマホの読み取りアプリで履歴を見ることができます。
- 通勤経路とはまったく関係のない駅での頻繁な乗降
- 「休日に仕事」と言っていたのに、レジャー施設近くの駅の乗降 など
夫婦で共有するパソコンから検索履歴や予約履歴を確認する
スマホの警戒心が強い人でも、自宅のパソコンは無防備になっていることが少なくありません。
- ブラウザの閲覧履歴(ホテルの予約サイト、レストランの検索など)
- フリーメールのアドレスに残っている予約完了メール
- ネットショッピングでの異性向けプレゼントの購入履歴 など
特にデートに使われるような雰囲気のいいお店や宿泊施設の予約はないか、友人関係では贈らないような高価なアクセサリーや性的なグッズの購入履歴はないかをチェックしてみましょう。
自宅のゴミ箱や郵便物をチェックする
証拠を隠したつもりでも、自宅のゴミ箱に重要な手がかりを捨ててしまうケースは意外と多いです。
- 丸めて捨てられたレシートやホテルの領収書
- クレジットカード会社からの見知らぬ請求書
- 浮気相手の痕跡があるメモ書き など
こういったものが丸められて捨てられていないか、夫や妻に気づかれないようにさりげなく確認してみましょう。
同居する自宅にカメラやボイスレコーダーを設置する
夫婦で同居している自宅のリビングなど、共有スペースにICレコーダー(ボイスレコーダー)や小型カメラを設置し、浮気相手との電話のやり取りなどを録音する方法です。
ただし、夫婦で別居している場合に、夫や妻の家に無断で入って設置すると、住居侵入罪など犯罪に問われる可能性があるので注意しましょう。
本人を尾行する
浮気調査というと「尾行」のイメージもあるかもしれません。しかし、一般人が尾行を行うのはなかなかハードルが高いのが実情です。
プロの探偵であっても複数人で行うことが一般的であるため、素人が1人で尾行すると相手を見失ってしまうか、相手に気づかれてしまいます。
もし行うのであれば、「ほぼ確実に浮気をしている」「日時や場所がある程度わかっている」という場合に限定し、無理のない範囲に留めておきましょう。
【弁護士が警告】違法になるおそれがある浮気調査のNG行動
「証拠を掴みたい」という一心で行った調査が、実は「違法」な行為だったというケースは少なくありません。
浮気・不倫の被害者であるはずのあなたが逆に損害賠償を請求されたり、刑事罰に問われたりする可能性もあります。次の行動には注意しましょう。
スマホのロックを勝手に解除する・監視アプリを無断で入れる
「夫や妻のスマホを勝手に見る」のは問題ないと思われているかもしれません。
しかし、実は無断でロックを解除したり、監視アプリ(浮気防止アプリやGPSアプリ)をダウンロードしたりする行為は違法となる可能性が高いでしょう。
- スマホの画面ロックを勝手に解除する行為(プライバシー権の侵害):
パートナーから「精神的苦痛を受けた」として慰謝料を請求されるおそれ - スマホのアプリに勝手にログインする行為(不正アクセス禁止法違反):
3年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金という重い刑罰が科されるおそれ - アプリを勝手にダウンロードする行為(不正指令電磁的記録供用罪):
3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金という重い刑罰が科されるおそれ
承諾を得て監視アプリ(GPSアプリなど)を入れたり、LINEの通知(ポップアップ)がたまたま見えてしまったりした程度であれば、法的リスクは少ないといえるでしょう。
相手の車やカバンに無断でGPSを設置する
相手の行動を24時間監視できるGPSは非常に便利に思えますが、取扱いには注意が必要です。相手の許可なく勝手にGPSアプリを入れたり、カバンにGPS機器を忍ばせたりする行為は、プライバシー権の侵害にあたるおそれがあります。
GPSを設置する際には、あくまでも相手の承諾を得てからにするようにしましょう。浮気・不倫の調査のためといっても承諾を得られないでしょうから、工夫が必要になります。
別居中の配偶者の家や、浮気相手の家の敷地内に侵入する
別居中の配偶者の家や浮気相手の家の敷地内に侵入する行為は、住居侵入罪(刑法第130条前段)にあたる可能性があります。
たとえば、すでに別居している配偶者の家に合鍵を使って無断で立ち入った場合や、浮気相手のマンションの敷地内(共有のエントランスや駐車場、ベランダなど)に無断で立ち入ってドアに耳を当てたりする行為などです。
「合鍵があるから大丈夫」「共有エントランスであれば大丈夫」と思われるかもしれませんが、これらの行為も犯罪にあたる可能性があるので注意しましょう。
夫や妻の浮気・不倫で集めるべき証拠とは?慰謝料請求に強い証拠
浮気・不倫の事実を問い詰めたり、慰謝料請求や有利な条件での離婚を進めたりするためには、相手が言い逃れできない「証拠」が不可欠です。
浮気・不倫で慰謝料請求をする際には、「不貞行為(配偶者以外の者と肉体関係を持つこと)」があったと客観的に証明できる証拠があるかどうかが重要になります。
不倫の慰謝料請求に強い・弱い証拠とは
証拠のなかには、言い逃れができない「強い証拠」と、「ただの友達だ」「相談に乗っていただけ」と言い訳されてしまう「弱い証拠」が存在します。
| 証拠の強さ | 具体例 |
|---|---|
| 強い (言い逃れされない証拠) |
|
| 弱い (言い逃れされる可能性のある証拠) |
|
弱い証拠も複数組み合わせれば強力な武器に
肉体関係があるかまではわからない表現(「好き」「愛してる」など)で書かれているLINEやメールは、「冗談だった」など言い逃れをされる可能性のある証拠といえるでしょう。
しかし、ほかの証拠(ラブホテルの領収書など)と組み合わせることで有利な証拠となる可能性がありますので、証拠として保存しておくことをおすすめします。
自分で浮気調査をするメリットと3つの大きなリスク
「自分で調べるか、それともプロに任せるか」と迷っている方に向けて、自分で浮気調査を行うメリットと、それに伴う3つのリスクを解説します。
メリット|調査費用(お金)がかからない
自分で浮気調査をする最大のメリットは、何と言っても費用を大幅に抑えられる点です。
探偵事務所に浮気調査を依頼した場合、調査の難易度や日数にもよりますが、数十万〜100万円以上の高額な費用がかかることも珍しくありません。自分で調査を行えば、実質的にお金をかけずに事実確認を進めることができます。
また、自分のタイミングで調査を進められる手軽さもメリットといえるでしょう。
リスク①|調査がバレて証拠を隠される・夫婦関係が修復不能になる
一般の方が調査を行うと、どうしても不自然な行動をとってしまい、配偶者に調査していることがバレてしまうケースが多々あります。
浮気・不倫を疑われていると気づいた相手は警戒し、浮気相手と会う頻度を減らすなどガードが固くなるため、その後探偵に依頼しても証拠を掴むことが難しくなってしまいます。
さらに、もし浮気・不倫があなたの誤解だった場合、「自分を疑ってコソコソ探っていたのか」と相手は深く傷つき、信頼関係が崩壊してしまうおそれがあるでしょう。
リスク②|違法調査で逆に慰謝料を請求されるおそれがある
「絶対に証拠を見つけてやる」と焦るあまり、無意識のうちに一線を越えてしまうリスクです。
たとえば、無断でスマホを見たりする行為は「プライバシー権の侵害」などに問われるおそれがあります。場合によっては、配偶者や浮気相手から「精神的苦痛を受けた」として慰謝料を請求される可能性もあります。
本来被害者であるあなたが、加害者になってしまうのは絶対に避けるべきといえるでしょう。
リスク③|見たくないものを見て疲弊してしまう
自分で調査をするということは、配偶者が裏切っている生々しい事実を自分自身の目で直接確認しなければならないということです。
- 浮気相手との愛し合うようなメッセージ
- 自分には見せない笑顔で写るツーショット写真
- ラブホテルに出入りする決定的な瞬間
こうした事実を目の当たりにすることで、想像以上の精神的ダメージを受け、不眠や食欲不振に陥り、日常生活や仕事に支障をきたしてしまう方も多くいらっしゃいます。冷静な判断力を失い、感情的に相手を問い詰めて話をこじらせてしまうリスクがあることも、十分に理解しておきましょう。
自分で集めた証拠はどう保存する?よくある質問(Q&A)
苦労して集めた証拠も、保存方法や使い方を間違えると無駄になってしまうことがあります。ここでは、自分で浮気調査を行った方からよく寄せられる疑問にお答えします。
LINEのやり取りはどうやって保存すればいい?
自分のスマホのカメラを使って、相手のスマホ画面を直接撮影(または動画撮影)してください。撮影する際には、浮気相手のアカウント名やアイコン、メッセージの送信・受信日時、前後の会話の流れもわかるようにしましょう。
古い浮気の証拠でも慰謝料は請求できる?
証拠自体に有効期限はありませんが、慰謝料を請求する権利には「時効」があります。
原則として、「不倫の事実と浮気相手を知ったときから3年」が経過すると、不倫の慰謝料請求が難しくなります(※不倫相手を知らなくても、不貞行為があったときから20年が経過すると慰謝料請求が難しくなります)。
「昔の証拠が出てきたけれど、まだ請求できる?」と迷った場合は、時効が成立してしまう前に早めに弁護士へご相談ください。
相手が浮気を認めている場合でも証拠は必要?
口頭で浮気を認めて謝罪していても、いざ慰謝料などの具体的な話合いになると「そんなことは言っていない」と突然手のひらを返して否定してくるケースもあります。
相手が認めているうちに「自認書(誓約書)」として書面に残させるか、会話をボイスレコーダーで録音しておくようにしましょう。
なお、不倫相手に請求するために配偶者に念書を作成してもらった場合、その念書だけでは不貞行為が認められない可能性があります。ほかの証拠も集めるようにしましょう。
不倫相手の身元(名前や住所など)がわからなくても慰謝料請求できる?
慰謝料を請求するためには、原則として相手の氏名と住所を特定する必要があります。
現在わからなくても諦める必要はありません。弁護士にご依頼いただければ、「弁護士会照会」制度を使って電話番号や車のナンバーなどのわずかな情報から不倫相手の氏名や住所を特定できる可能性があります。不倫相手がどこの誰かわからない場合でも、まずは知っている情報をすべてメモし、証拠として残しておきましょう。
自分でできる浮気調査には限界がある!まずは弁護士に無料相談を
費用をかけずに自分で証拠を集めることは可能ですが、相手にバレてしまったり、無意識のうちにNG行為をしてしまったりするリスクがあります。また、苦労して集めた証拠が、慰謝料請求において「弱い証拠」と判断されてしまうケースも少なくありません。
当事務所では、不倫・浮気問題に関するご相談を無料で承っております。お一人で悩みを抱え込まず、ぜひお気軽にお問合せください。
\専門スタッフが丁寧に対応します!/
監修者情報

- 資格
- 弁護士
- 所属
- 第一東京弁護士会
- 出身大学
- 法政大学法学部、学習院大学法科大学院
私が弁護士を志したきっかけは、日常生活の中で時々、法的な問題に直面することがあったことです。法律というものは難解なものであると思われている側面が強いと思います。私も勉強するまでは、ちょっと近づきがたいものだと思っていました。しかし、弁護士となったからには、依頼者の方が何に悩んでいて何を求めているのかをしっかりと共有し、少しでも分かりやすく法的な問題点をご説明し、今後どのように問題解決に向けていくことが出来るのかを一緒に考えていきたいと思っております。


