妻の浮気の兆候や原因は?浮気が発覚したときの対処法とNG行動

「最近、妻の様子が変だな…」と感じていませんか?
妻の行動や発言、身だしなみなどに変化があった場合、それは浮気の兆候かもしれません。
浮気の兆候に気付いたら、感情的にならず落ち着いて適切な行動をとることが大切です。
そして、今後の夫婦関係をどうしていくか考える必要があります。
このコラムでは、妻の浮気のよくある兆候や行動パターンに加え、浮気をする原因、浮気が発覚した際の適切な対処法について詳しく解説します。
この記事を読んでわかること
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妻の浮気の兆候やよくある行動パターン
妻が浮気をしている場合、行動や発言、身だしなみなどに変化が現れることがあります。
たとえば、以下のような変化がある場合、浮気している可能性があるかもしれません。
- 携帯電話・スマホの扱い方が変わった
- 美意識が高くなった
- 外出することが増えた
- 予定を詳細に把握したがるようになった
- スキンシップを避けるようになった
それぞれ詳しく見ていきましょう。
携帯電話・スマホの扱い方が変わった
浮気をしている場合、浮気相手とのメッセージのやり取りや写真などを隠すために、携帯電話やスマートフォン(スマホ)の扱い方が変わることがあります。
たとえば、以下のような変化は浮気の兆候かもしれません。
- 家のなかでスマホを肌身離さず持ち歩くようになった
- 電話に出ないことや留守電にしていることが増えた
- メッセージの通知機能を常にOFFにしている
- 突然スマホにロックをかけるようになった など
美意識が高くなった
浮気をしている場合、浮気相手を意識して、突然おしゃれに気を遣うようになるケースがあります。
たとえば、以下のような変化は浮気の兆候かもしれません。
- 新しい服や下着が増えた
- メイクに時間をかけるようになった
- エステやジムに通い始めた
- 香水をつけるようになった など
外出することが増えた
浮気をしている場合、浮気相手に会うために頻繁に外出するようになりがちです。
以前に比べ一人での外出が増えた場合には、浮気の兆候かもしれません。
特に、夜遅くまで帰らない日が増えたようなケースでは、注意深く妻の行動を観察したほうがいいでしょう。
予定を詳細に把握したがるようになった
浮気をしている場合、浮気相手と会っているときに夫と鉢合わせないために、行動を把握したがるようになることがあります。
これまでお互いのスケジュールに関心がなかったのに、妻があなたの予定を確認してくるようになった場合や、妻自身の予定を伝えてくるようになった場合には、浮気の兆候かもしれません。
スキンシップを避けるようになった
浮気相手に夢中になると、夫に触れられるのを嫌がるようになる女性もいます。
体調が悪いなどの理由もなく、突然キスやハグ、セックスを拒否されることが増えたような場合、浮気の兆候かもしれません。
妻が浮気をする原因・理由
どんな理由があろうと、浮気はあなたを裏切り、夫婦の生活を壊す行為に違いはありません。
しかし、妻がどのような理由で浮気をしたかを知ることは、あなたが今後の夫婦関係を考えるうえでも大切です。
浮気をする理由は人によってさまざまですが、たとえば以下のようなケースがあります。
夫婦関係に不満がある
たとえば、以下のようなケースでは、夫婦関係に不満を感じて不倫をしてしまうことがあるようです。
- 夫が家事や育児をしない
- 夫からDVやモラハラをされている
- セックスレス など
このように日々の生活に不満があると、孤独や寂しさ、ストレスなどから浮気をしてしまうのかもしれません。
夫に浮気された
夫に浮気された仕返しとして、自分も浮気をしてしまうケースもあります。
また、浮気されたことで、「自分は必要とされていない」と感じ、寂しさを紛らわせるために自身も浮気してしまうという場合もあるでしょう。
生活に刺激がほしい
夫婦仲がよく、目立ったトラブルや不満がない場合でも、日常生活に刺激がほしいと感じて浮気してしまうケースもあるようです。
このようなケースでは、「バレなければいい」と考えて軽い気持ちで浮気をしてしまうのかもしれません。
妻の浮気に気づいたとき取るべき行動
妻の浮気に気づいたら、落ち着いて以下のように行動しましょう。
以下で詳しく解説します。
①妻の様子をよく観察する
「妻が浮気をしているかもしれない」と感じたら、まずは妻の様子をよく観察してみましょう。
「妻の浮気の兆候やよくある行動パターン」で挙げたような変化がないか確認することで、浮気を見破れるかもしれません。
なお、以下の「浮気度チェックリスト」でも、浮気指数を調べられます。
②浮気の証拠を確保する
妻が浮気をしている可能性が高い場合、「浮気なんてしていない」と言い逃れされないためにも、証拠を確保しておきましょう。
浮気の証拠となるのは、「夫と浮気相手の関係がわかるもの」です。具体的には、以下のようなものが浮気の証拠になり得ます。
- メール・SNS(LINEなど)のやり取り
- 写真・動画
- 領収書・クレジットカードの利用明細
- 電話の通話録音
- 調査会社の報告書 など
なお、浮気を理由に慰謝料を請求する場合、「不貞行為(肉体関係)があったと推測できる」証拠が必要です。
詳しくは、以下のページでも解説していますので、参考にしてみてください。
③再構築または離婚について考える
浮気の証拠を確保したら、これから夫婦関係をどうしたいか、ご自身の考えを整理しておきましょう。
夫婦関係を再構築するか、離婚するかによって、今後取るべき行動や必要な準備が変わります。
ご自身だけで気持ちの整理ができない場合、一人で抱え込まず誰かに相談することも大切です。
ご家族やご友人などに話しにくければ、離婚カウンセラーや夫婦カウンセラーなどに相談してみるのもよいかもしれません。
④浮気の慰謝料を請求する
妻の浮気(不貞行為)が確実なのであれば、けじめをつけるためにも慰謝料請求を検討しましょう。
夫婦関係を再構築したい場合は、妻の浮気相手に対して慰謝料請求するのがよいといえます。
慰謝料請求を通してあなたの怒りや悔しさを伝えれば、妻や浮気相手にことの重大さを理解させ、責任を取らせることができます。
妻との離婚を考えているのであれば、浮気相手だけでなく妻へ慰謝料請求することも選択肢の一つです。
なお、慰謝料の妥当な金額は、離婚するかどうかによっても変わります。
浮気の慰謝料の裁判上の相場は以下のとおりです。
離婚しない場合 | およそ数十万円~100万円 |
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離婚する場合 | およそ100万円~300万円 |
⑤接触禁止を約束させる
妻との再構築を目指すのであれば、慰謝料を請求する際に、「接触禁止」を約束させるのがおすすめです。浮気相手が妻に二度と会わないよう約束させれば、浮気の再発防止にも繋がります。
違反した場合のペナルティを設定しておけば、浮気相手が約束を守る可能性が高まるため、より安心して再構築を目指せるでしょう。
⑥弁護士に相談する
妻の浮気で離婚や慰謝料請求することをお考えであれば、弁護士に相談するのがおすすめです。
弁護士に相談すれば、ご状況に合わせて証拠集めや今後の対応について具体的なアドバイスをしてもらえます。相手方との交渉や書面の作成なども一貫して任せられるため、安心です。
時間的・精神的な負担を軽減しスムーズに手続を進めるためにも、一人で悩まず、まずは弁護士に相談してみてください。
妻の浮気が発覚したときのNG行動
浮気が発覚したら、妻に裏切られた悔しさや浮気相手への怒りで感情的になってしまうのも仕方ありません。
しかし、以下のような行為をしてしまうと、あなたが法的責任を問われたり、トラブルが長期化したりする可能性もあるため、注意が必要です。
怒鳴る・暴力を振るう
どんなに感情的になっても、浮気相手や妻に対し怒鳴ってはいけません。不適切な発言をしてしまうと、脅迫や恐喝にあたるとして責任を問われるおそれもあります。
また、万が一暴力を振るってしまった場合には、刑事事件にも発展しかねません。
証拠を集める前に感情的に問い詰める
証拠がないのに浮気相手や妻を問い詰めても、素直に浮気を認めるとは限りません。2人で口裏を合わせて言い逃れをされたり、証拠を処分されたりしてしまうおそれもあります。
そのため、浮気が発覚したからといってすぐに問い詰めることは避けるべきです。
場合によっては、証拠として妻から浮気の自白を得たい場合もあるかもしれません。そのような場合には、できるだけ落ち着いて話を聞いたほうがよいでしょう。
感情的に問い詰めてしまうと、万が一浮気の事実がなかった場合に妻との関係が悪くなってしまう可能性もあり得ます。
妻を家から追い出す
一方的に妻を家から追い出す、帰宅を拒否するといったことをするのはやめましょう。話合いができず、夫婦関係の修復が難しくなってしまうかもしれません。
また、これらの行為は、法律で離婚が認められる理由である「悪意の遺棄」にあたる可能性があります。
悪意の遺棄があった場合、あなたに離婚するつもりがなくても、妻に離婚の意思があれば最終的に裁判で離婚が認められる可能性が高いです。
あなたに離婚する意思があるケースでも、不利な状況になってしまうおそれがあります。
妻の浮気を許すべき?後悔しないためには
妻の浮気が発覚しても、夫婦関係を続けていくために「許したほうがいいのではないか」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、以下のようなケースでは、離婚や慰謝料請求によってけじめをつけたほうがよい場合もあります。
- 浮気を何度も繰り返している
- お互いの気持ちが冷めている
- 浮気によって子どもに悪影響が出ている など
なお、離婚や慰謝料請求について「迷っている」、「今はするつもりがない」という場合も、ひとまず浮気の証拠を確保しておくことをおすすめします。
証拠があれば、離婚を決意した際に話合いを有利に進めることが可能です。
また、あとから慰謝料を請求するという選択肢を残すこともできます。
ただし、浮気相手に対する慰謝料請求権は浮気を知ったときから3年を過ぎると時効で消滅してしまうため、注意しましょう。
まとめ
妻の行動や発言、身だしなみなどの変化は、浮気の兆候であるケースもあります。
しかし、あやしいからといって感情的に行動すると状況が悪くなってしまうおそれがあるため注意が必要です。
まずは冷静に浮気の証拠を集め、今後あなたがどうしたいかしっかり検討しましょう。
浮気相手や妻への慰謝料請求をお考えであれば、弁護士に相談するのがおすすめです。
アディーレ法律事務所なら、浮気・不倫の慰謝料請求に関するご相談は何度でも無料ですので、まずは一度ご相談ください。
また、アディーレ法律事務所では離婚の相談も受け付けています。詳しくは、以下のページもあわせてご覧ください。
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監修者情報

- 資格
- 弁護士
- 所属
- 第一東京弁護士会
- 出身大学
- 法政大学法学部、学習院大学法科大学院
私が弁護士を志したきっかけは、日常生活の中で時々、法的な問題に直面することがあったことです。法律というものは難解なものであると思われている側面が強いと思います。私も勉強するまでは、ちょっと近づきがたいものだと思っていました。しかし、弁護士となったからには、依頼者の方が何に悩んでいて何を求めているのかをしっかりと共有し、少しでも分かりやすく法的な問題点をご説明し、今後どのように問題解決に向けていくことが出来るのかを一緒に考えていきたいと思っております。