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特集:気になる!隣の離婚事情

第2回「芸能人だけじゃない!もはや離婚が当たり前?約2分に1組が離婚!」

「特大スクープ!あの大物女優がスピード離婚、結婚からわずか半年で人気俳優の夫とすれ違い破局」「独占入手!超大物スポーツ選手と若手モデル女優が泥沼離婚、妻は夫に高額な慰謝料と養育費を請求」・・・スポーツ紙、週刊誌、ワイドショーでは毎日のように芸能人の離婚が報道されています。

「離婚が多いのは、芸能界という特殊な世界だけの話」と考えている人もいるかもしれませんが、実はそんなことはありません。厚生労働省が発表した「平成25年人口動態統計」によると、2013年の離婚件数は23万1383組。これを時間でみてみると、なんと「約2分に1組」別れている計算になります。日本のどこかで、約2分おきに1組の夫婦が離婚しているなんて驚きですね。

「気になる!隣の離婚事情」第2回では、そんな「離婚件数」に関する数字を参考にしながら、離婚の実態について覗いてみましょう。

夫婦の3組に1組が離婚している!

婚姻件数と離婚件数

離婚率

厚生労働省「平成27年人口動態統計」より

統計データによると、婚姻件数は1970年の約100万組をピークに減少し、2015年では約63万組となっています。いっぽう、離婚件数は1970年の約9万5000組から増え続け、その後多少の増減はあるものの2015年には、その数約22万組にも上っています。結婚件数を離婚件数で割って計算される「離婚率」でみてみると、1970年は9.3%でおよそ10組に1組が離婚しているのに対し、2015年では35.6%にまで上昇、なんとおよそ3組に1組が離婚していることになります。

もちろん、結婚してから離婚するまでにはある程度の期間があるのであくまでも目安の数字にはなりますが、それでも離婚する夫婦が大幅に増えていることには変わりありません。確かに、昔と比べると今は「離婚」ということばをよく聞くようになりましたね。

日本は離婚大国!?

「夫婦の3組に1組が離婚」「約2分に1組が離婚」という日本の離婚事情。では、ほかの国々はどのような状況なのでしょうか。

統計局「世界の統計2018」より
国名 普通離婚率
(人口千人あたりの、
一年間の離婚件数)
ロシア 4.7%
アメリカ 2.5%
韓国 2.1%
スペイン 2.1%
イラン 2.1%
ドイツ 2.0%
オーストラリア 2.0%
オランダ 2.0%
イギリス 1.9%
フランス 1.9%
中国 1.8%
日本 1.7%
イスラエル 1.7%
イタリア 1.4%
ギリシャ 1.3%

統計データによると、世界主要各国における人口1000人あたりの年間離婚件数から算出した「普通離婚率」は、日本は1.7%となっており、先進国であるアメリカの2.5%、韓国・スペイン・イランの2.1%、ドイツ・オーストラリア・オランダの2%などと比べてもそれほど高くありません。このように世界からみても日本の離婚率は平均的で、決して「離婚大国」というわけではないことがわかります。

ちなみに、他国と比べても圧倒的な離婚率(4.7%)を誇るロシア。ロシアにおける最大の離婚理由は「酒を飲み過ぎる」(アルコール中毒)だそうです。さすがウォッカの国ですね。日本でもお酒を原因とする離婚は決して少なくありません。皆さんもお酒の飲み過ぎには注意しましょう。また、この表をみて意外だったのがイタリアです。イタリアの男性は女性に対してすぐに声をかけることで良く知られるお国柄、さぞかし離婚率も高いと思いきや、実際には1.4%とかなりの低さになっています。カトリックの総本山であるバチカンのお膝元であるイタリアでは、一度結婚したらなかなか離婚できないという宗教上の事情もあり、結婚相手を慎重に選ぶ傾向があるからだそうです。

やはり、パートナーは時間をかけてじっくり選ぶことが大切ですね。

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